人間の背骨は横から見るとS字をしています。 S字を保った状態でいる時は、前側の筋肉と後側の筋肉のバランスは保てていますので肩凝りは起きません。
肩凝りの一番の原因は不良姿勢(姿勢の悪さ)です。 一日中パソコン作業をしている人や、デスクワークのひとなどで頭を前に出して背中を丸めている様ないわゆる猫背の人は、首の後ろから背中にかけてまたは腰の筋肉までもがず~と引っ張られている状態で、背骨のS字は完全に失われています。 この状態では、筋肉のバランスは崩れ筋肉に余計な負担がかかり、筋肉が緊張して血行が悪くなり疲労物質が溜まって肩凝りになってしまいます。 筋肉の役割の一つは、伸びたり縮んだりすることにより血液の流れを促進させる筋肉のポンプ作用です。 長時間同じ姿勢(悪い姿勢)を続けていると、そのポンプ作用が出来ずに血液の流れは悪くなり筋肉は酸欠状態になって疲労物質は排泄されずらくなります。その結果疲労物質は蓄積されてしまい筋肉は固くなり肩凝りになってしまいます。
慢性的な肩凝りは、温めたり、ストレッチ、適度な運動が効果的です。
注意(筋肉が不良姿勢により引っ張られると背骨も後方に引っ張られます。その事により椎間関節(背骨の関節)に機能障害(関節のズレ)が生じます。) |